- わたり幅は太ももの付け根の横幅で、パンツのシルエットを決める重要な数値
- 女性の平均は26〜34cm、わたり幅30cmは太もも周り約60cmに相当
- 平置きで測定、わたり幅×2がわたり周り(太もも一周の長さ)になる
オンラインでパンツを買ったのに「太ももがキツい!」って経験、ありませんか?ウエストや股下はチェックするのに、わたり幅を見落としてしまうと、こんな失敗につながりやすいんです。実はこのわたり幅、パンツの履き心地やシルエットを左右する、かなり大事なサイズなんですよ。
この記事では「パンツわたり幅とは何か」から正しい測り方、サイズ選びのコツまで、わかりやすく解説していきます。読み終わるころには、ネット通販でも自信を持ってパンツを選べるようになっているはずです。

パンツわたり幅とは?基本を理解しよう
「わたり幅」って聞いたことはあるけど、正確にはどこのことなのか、ちょっとあいまいだったりしませんか?まずはわたり幅の定義から見ていきましょう。
わたり幅の定義
わたり幅とは、パンツを平置きにしたときの太ももの付け根部分の横幅のことです。具体的には、内股の縫い目(股の合わせ部分)から太ももの外側までを水平に測った直線距離を指します。
この数値が小さいほどタイトなシルエットになり、大きいほどゆったりとしたシルエットになります。スキニーパンツは狭く、ワイドパンツは広い、というわけですね。ウエストやヒップと同じくらい、パンツ選びでは重要なポイントなんです。
このグラフを見ると、パンツのタイプによってわたり幅がどれくらい違うのかがわかりやすいですよね。スキニーパンツは27cm前後と細め、ワイドパンツになると40cm以上とかなりゆったりしています。自分の好みのシルエットに合わせて、わたり幅を選ぶのがポイントです。
わたり幅と「わたり周り」の違い
よく混同されがちなのが「わたり幅」と「わたり周り」です。わたり幅は片脚の横幅、わたり周りは太ももを一周した長さのこと。つまり、わたり周りはわたり幅のおよそ2倍になります。
例えば、わたり幅30cmのパンツなら、わたり周りは約60cmということになります。通販サイトのサイズ表記を見るときは、どちらを示しているのかをきちんと確認することが大切です。
わたり幅とヒップの違い
もう一つ混同しやすいのが「わたり幅」と「ヒップ」の違いです。ヒップはお尻の一番太い部分を一周した長さで、わたり幅よりも上の位置になります。わたり幅は太ももの付け根部分なので、ヒップよりも下、つまり脚に近い部分のサイズということです。
ヒップサイズが合っていても、わたり幅が合わないとパンツは履けません。座ったときの快適さや動きやすさにも直結するので、両方をチェックする必要があるんですね。
わたり幅30cm・32cmってどれくらい?
サイズ表に「わたり幅30cm」とか「32cm」って書いてあっても、実際のサイズ感がイメージしにくいですよね。ここでは、具体的な数値ごとにどんな太もも周りになるのかを見ていきます。
わたり幅30cmのサイズ感
わたり幅30cmのパンツは、太もも周りがおよそ60cmに相当します。これは女性にとってはスリムフィットからストレートの中間くらいのサイズ感です。スキニーほどピタッとしていないけれど、程よくスッキリ見えるシルエットになります。
身長160cm、体重50kg前後の標準体型の女性なら、ちょうどいいフィット感になることが多いです。ただ、太ももに筋肉がついている方やむっちりタイプの方には、少しキツく感じられるかもしれません。
男性の場合、わたり幅30cmはかなりスリムなサイズになります。細身の方でないと窮屈に感じる可能性が高いので、男性向けのパンツでこのサイズを選ぶときは注意が必要です。
わたり幅32cmのサイズ感
わたり幅32cmは、太もも周り約64cmで、女性の平均的なサイズに近い標準的なストレートパンツのサイズです。スッキリしすぎず、かといってダボつかない、ちょうどいいバランスのシルエットになります。
このサイズは幅広い体型の方に対応しやすく、動きやすさも確保されています。オフィスカジュアルからプライベートまで、いろんなシーンで使える万能サイズといえますね。
このグラフからわかるように、わたり幅を2倍すれば太もも周りの長さが出せます。自分の太ももサイズを測っておけば、通販でもサイズ選びがグッと楽になりますよ。例えば、太もも周りが62cmなら、わたり幅31cm前後のパンツを選ぶといい感じです。
わたり幅の正しい測り方
通販でパンツを買うなら、手持ちのパンツのわたり幅を測っておくとサイズ選びの失敗が減ります。ここでは、正確に測るための手順を詳しく説明しますね。
必要な道具
わたり幅を測るために必要なのは、布製のメジャー(巻き尺)だけです。金属製の柔軟なメジャーでも大丈夫ですが、布製の方が曲線に沿わせやすくて測りやすいですよ。定規でも測れますが、メジャーの方が精度が高くなります。
パンツを固定するためのクリップや重しがあると、測定中に布がずれにくくなって便利です。あとは、測った数値をメモしておくためのメモ帳とペンを用意しておきましょう。
測定の手順
それでは、わたり幅の測り方を順を追って説明します。
1. パンツを平らな場所に置く
まず、床やテーブルなど平らな場所にパンツを置きます。このとき、ファスナーやボタンは留めた状態にしてください。パンツを半分に折りたたんで、センターラインがまっすぐになるように整えます。
2. シワをしっかり伸ばす
生地にシワが寄っていると正確な数値が測れません。特に裏側の生地にシワが残りやすいので、手でしっかりと伸ばしてフラットな状態にしましょう。
3. 測定位置を確認する
股の縫い目が交差している部分(股下のクロスポイント)を見つけます。ここが太ももの付け根部分になります。この高さで、内股の縫い目から外股の縫い目(または脇の縫い目)までを水平に測ります。
4. 水平にメジャーを当てる
メジャーのゼロポイントを内股の縫い目に合わせ、外股の縫い目まで水平に引きます。このとき、斜めにならないように注意してください。スマホの水平器アプリを使うと、より正確に測れますよ。
5. 数値を記録する
測った数値をメモします。念のため、2〜3回測って平均を取ると、より正確なサイズがわかります。また、複数のパンツを測って比較しておくと、通販での参考になります。
測定時の注意点
わたり幅を正確に測るために、いくつか注意したいポイントがあります。
まず、生地を引っ張らないこと。特にストレッチ素材のパンツは、引っ張ると実際より大きな数値が出てしまいます。自然な状態で測定しましょう。
次に、デニムやリネンなど厚手の素材は、メジャーを浮かせず生地にしっかり沿わせて測ること。厚みのある生地は、メジャーが浮いてしまいがちなので注意が必要です。
また、同じパンツでも洗濯後は縮んだり伸びたりすることがあります。購入直後と何度か洗濯した後では、多少サイズが変わる可能性があることも覚えておきましょう。
女性のわたり幅平均はどれくらい?
「自分のわたり幅って標準なのかな?」って気になりませんか。ここでは、女性の平均的なわたり幅や、体型別の目安を紹介します。
日本人女性の平均わたり幅
日本人女性の平均わたり幅は、おおよそ26〜34cm程度と言われています。もちろん、年齢や体型によって個人差がありますが、この範囲がもっとも多いようです。
サイズ別に見ると、XS〜Sサイズで約28〜30cm、M〜Lサイズで約31〜33cm、XL〜2XLサイズで約34〜37cmが目安になります。ただし、ブランドやデザインによって数値は前後するので、あくまで参考程度に考えてくださいね。
このグラフは女性のわたり幅のサイズ分布をイメージ化したものです。M-Lサイズ(31-33cm)が最も多く、全体の半分ほどを占めています。自分がどのあたりに位置するのか、参考にしてみてください。
体型別のおすすめわたり幅
体型によって、快適に履けるわたり幅は変わってきます。ここでは、体型別のおすすめサイズを紹介しますね。
スリム・細身タイプの方(女性)
28〜31cmがおすすめです。スキニーパンツやタイトなシルエットでも快適に履けます。脚のラインをきれいに見せたいなら、28〜29cmの細めを選ぶといいでしょう。
標準・レギュラータイプの方(女性)
31〜34cmが快適に感じられることが多いです。平均的な体型の方は、この範囲で選べば失敗しにくくなります。ストレートやテーパードパンツに多いサイズです。
筋肉質・アスリートタイプの方(女性)
33〜36cmがおすすめです。太ももに筋肉がついている方は、標準より大きめのわたり幅を選ぶと快適です。特にスポーツをしている方は、動きやすさも考えて余裕を持ったサイズを選びましょう。
ぽっちゃり・ふくよかタイプの方(女性)
34〜40cmがおすすめです。下半身にボリュームのある方は、ゆとりのあるわたり幅を選ぶことで、見た目も着心地も良くなります。窮屈なサイズを選ぶとシルエットが不自然になりがちなので、適度な余裕を持たせましょう。
裾幅とは?わたり幅との違い
わたり幅と一緒によく出てくる「裾幅」という用語。こちらもパンツのシルエットを決める大事な要素なので、しっかり理解しておきましょう。
裾幅の定義
裾幅とは、パンツの裾(すそ)部分の横幅のことです。パンツを平置きにして、裾の端から端までを直線で測った長さになります。わたり幅が太ももの付け根なのに対し、裾幅は脚の一番下の部分というわけですね。
裾幅が細いとシャープでスタイリッシュな印象、広いとリラックス感やカジュアルさが出ます。スキニーパンツは裾幅が細く絞られていて、ワイドパンツは裾幅が広くてゆったりしています。
裾幅の測り方
裾幅の測り方は、わたり幅よりもシンプルです。パンツを平らな面に置き、裾部分を水平に整えます。片足分の裾幅をメジャーで測り、その数値を2倍すると裾周りの寸法がわかります。
測定する際は、裾部分の折り目やシワをしっかりと伸ばして、正確な数値を確認しましょう。また、裾上げ加工をしている場合は、仕上がった状態で測り直してください。裾上げをすると裾幅が変わることがあるためです。
わたり幅と裾幅のバランス
パンツのシルエットは、わたり幅と裾幅のバランスで決まります。わたり幅が広くて裾幅が狭いと「テーパードパンツ」、わたり幅と裾幅がほぼ同じだと「ストレートパンツ」、両方とも広いと「ワイドパンツ」といった具合です。
例えば、わたり幅32cm・裾幅18cmならテーパード、わたり幅32cm・裾幅20cmならストレート、わたり幅40cm・裾幅30cmならワイドといった感じになります。好みのシルエットに合わせて、両方の数値をチェックするといいですよ。
| パンツタイプ | わたり幅 | 裾幅 | シルエットの特徴 |
|---|---|---|---|
| スキニーパンツ | 26-29cm | 14-16cm | 全体的にタイト、脚にフィット |
| スリムフィット | 30-31cm | 17-18cm | スッキリだけど窮屈じゃない |
| ストレート | 31-33cm | 19-21cm | 太ももから裾までほぼ同じ幅 |
| テーパード | 33-36cm | 17-19cm | 太ももはゆったり、裾に向かって細く |
| ワイドパンツ | 38-45cm | 26-35cm | 全体的にゆったり、リラックス感 |
この表を見ると、パンツのタイプごとにわたり幅と裾幅がどう違うのかがわかりやすいですね。自分の好みのシルエットに合わせて、両方の数値をチェックしてみてください。
失敗しないパンツ選びのコツ
ここまでわたり幅について詳しく見てきましたが、実際にパンツを選ぶときにはどんなポイントに注意すればいいのでしょうか。失敗しないためのコツを紹介します。
ウエストとのバランスを確認する
ウエストが同じでも、わたり幅が違えばシルエットはまったく変わります。ウエストだけで選ぶと「見た目がイメージと違った」という失敗につながりやすいので、購入時は必ずウエストとわたり幅のバランスを確認しましょう。
例えば、同じウエストサイズでもわたり幅が狭いパンツはタイトに見え、広いパンツはリラックス感のある印象になります。着用シーンや好みに合わせて、両方のバランスをチェックすることが大切です。
素材の伸縮性を考慮する
同じわたり幅でも、素材によってフィット感が大きく変わります。ストレッチ素材は伸びるので実寸より小さめでも履けることがありますが、デニムのように伸びない生地だとタイトになりやすいです。
特にストレッチ素材の場合は、実寸よりも身体にフィットしやすいため、1サイズ上を検討するのもおすすめです。素材の特性を理解して、サイズを選ぶようにしましょう。
お気に入りのパンツを基準にする
通販でパンツを買うときの一番確実な方法は、お気に入りのパンツのわたり幅を測っておくことです。それを基準にして、同じようなサイズのパンツを選べば、失敗が減ります。
複数のパンツを測って比較しておくと、自分の好みのサイズ感がわかってきます。デニムを買うならデニムのわたり幅を、スラックスならスラックスのわたり幅を参考にするといいですね。
試着時にチェックしたいポイント
店頭で試着できる場合は、以下のポイントをチェックしましょう。
座ったときの快適さ:座ったときに太ももが圧迫されないか、窮屈じゃないか確認します。
シワの有無:太もも部分にシワが寄っていないかチェック。シワが寄っているとサイズが合っていない証拠です。
動きやすさ:歩いたり、しゃがんだりして、動きやすいか確認しましょう。
全身鏡でバランスを確認:トップスや靴との相性も含めて、全体のバランスを見ることが大切です。
まとめ
わたり幅は、パンツ選びで本当に大事なポイントです。太ももの付け根部分の横幅を示すこの数値を理解しておくだけで、通販でも自信を持ってパンツが選べるようになります。
女性の平均は26〜34cm程度で、わたり幅30cmなら太もも周り約60cm、32cmなら約64cmに相当します。自分の体型や好みのシルエットに合わせて、適切なサイズを選びましょう。
測り方もシンプルです。パンツを平置きにして、股の縫い目から外側までを水平に測るだけ。お気に入りのパンツを測っておけば、それを基準に新しいパンツを選べます。裾幅とのバランスや素材の伸縮性も考慮すれば、もうサイズ選びで失敗することはないはずですよ。

