- 共通テストは制服62%、私服38%でやや制服が多い傾向
- 面接試験では制服またはスーツが無難で好印象
- 英文字や地図がプリントされた服はカンニング対策でNG
受験当日の服装選びで悩んでいませんか。制服と私服のどちらで行くべきか、面接ではどんな服装が好印象なのか、気になるポイントは多いですよね。
この記事では、大学受験・高校受験の服装について、最新の統計データと具体的な選び方を詳しく解説します。試験の種類別に適切な服装を知ることで、当日は服装の心配なく試験に集中できるようになります。

受験の服装は制服と私服どっち?基本ルールを知ろう
まず結論からお伝えすると、大学受験も高校受験も、基本的に制服でも私服でもどちらでも問題ありません。大学入試センターが公式に「制服でも私服でもどちらでも構いません」と明記しているように、服装による合否への影響は一切ありません。
ただし、試験の種類や状況によって適切な服装は変わってきます。筆記試験と面接試験では求められる服装が異なりますし、制服を着る人と私服を着る人の割合も試験によって違います。
重要なのは、自分が最もリラックスして試験に臨める服装を選ぶことです。着慣れない新品の服で緊張するよりも、普段から着ている服の方が平常心を保ちやすくなります。
データで見る!大学受験の制服と私服の割合
実際の受験生はどちらを選んでいるのでしょうか。スタディサプリ進路の調査によると、大学受験での服装の割合は以下の通りです。
共通テストでは制服62%、私服38%と制服がやや多く、一般選抜では制服55%、私服45%とほぼ半々という結果になっています。共通テストは同じ高校から複数の生徒が同じ会場で受験するケースが多いため、制服の割合が高くなる傾向があります。
一方で、二次試験になると遠方から受験する人が増えるため、私服の割合が高まります。特に難関大学や都市部の大学では、浪人生や遠方の受験生が多く、私服で受験する人の割合が高い傾向にあります。
地域による違いも知っておこう
受験の服装には地域差もあります。地方の大学では制服の受験生が多く見られる一方、首都圏では私服の割合が高くなる傾向があります。これは、首都圏の大学には全国から受験生が集まり、制服のない高校や浪人生の割合が高いためです。
また、試験会場の所在地によっても変わります。制服のない高校が多い地域では自然と私服の受験生が増えますし、地元の現役生が中心の会場では制服が多くなります。
試験別の服装選び:共通テスト・一般選抜・面接
受験の服装は、試験の種類によって適切な選び方が変わってきます。ここでは試験別に詳しく解説します。
共通テスト・一般選抜(筆記試験)
筆記試験では着慣れている服装で、リラックスして受験できることが最優先です。制服を普段から着ている現役生なら制服が無難ですし、浪人生や制服のない高校の生徒は私服で全く問題ありません。
筆記試験で制服を選ぶメリットは、服装選びに迷わず朝の準備時間を短縮できること、同じ高校の友人と一体感を持てることです。模試や普段の勉強で制服を着ていた人にとっては、いつもと同じ環境で試験に臨めるという安心感もあります。
一方、私服を選ぶ理由としては、温度調節がしやすいこと、着心地の良い服で集中できること、模試で私服を着ていた人はその感覚で受験できることなどが挙げられます。
面接試験・総合型選抜・学校推薦型選抜
面接試験がある場合は、筆記試験とは異なり服装が第一印象に影響するため、より慎重に選ぶ必要があります。
現役の高校生で制服がある場合は、迷わず制服を選ぶのが無難です。制服は学生の正装であり、特に学校推薦型選抜では所属高校を代表するという意識も重要です。面接官にマイナスの評価を与えることはほぼありません。
制服がない高校や浪人生の場合は、スーツが最も適切です。色は黒や紺、グレーなど落ち着いた色を選び、シャツは白を基調にします。ネクタイは必須ではありませんが、スーツの場合は着用したほうが自然です。
総合型選抜や公募推薦では、服装自由と記載されていても制服またはスーツが望ましいという点を覚えておきましょう。面接は30分程度の短い時間ですが、その中で第一印象が合否に大きく関わってくるためです。
願書の写真はどうする?
願書に貼る証明写真の服装も悩むポイントです。結論として、制服よりも私服(スーツやジャケット)で撮影することをおすすめします。
理由は、多くの大学で願書の写真が合格後の学生証として使用されるためです。学生証は4年間使う大切な身分証明書であり、高校の制服よりも私服の方が長く活用しやすくなります。
願書用の写真に適しているのは、白系のシャツに黒・グレー・茶色など落ち着いた色のジャケットです。清潔感があり、少し大人っぽい雰囲気の服装が理想的です。入学式に着用するスーツを早めに用意して、写真撮影時に着るのも良い方法です。
私服で受験する場合の具体的な選び方
私服で受験する場合、具体的にどのような服装を選べば良いのでしょうか。男女別に詳しく解説します。
男子におすすめの服装
男子の場合、シャツにジャケット、チノパンの組み合わせが最もおすすめです。スーツまで堅苦しくする必要はありませんが、清潔感のあるきちんとした印象を与えることが重要です。
色は黒や紺を基調とした落ち着いたカラーを選びましょう。ベルトもシンプルで派手な柄が入らないものを選びます。寒い時期はセーターやカーディガンを重ね着することで温度調節がしやすくなります。
服装以外で気をつけたいのは、髪型です。ワックスで固めすぎると見た目の清潔感が損なわれるだけでなく、においがきつくて他の受験生の迷惑になることもあるため避けるのが無難です。
女子におすすめの服装
女子の場合、ブラウスにカーディガンまたはジャケット、スカートまたはパンツの組み合わせがおすすめです。清潔感と女性らしさを同時に演出できる服装が理想的です。
白や淡い色のブラウスを選ぶと、顔色が明るく見え、柔らかく清潔な印象を与えられます。カーディガンはベージュや紺など落ち着いた色味を選ぶと優しい雰囲気を演出できます。
スカートの場合は膝丈程度の長さが適切です。試験会場は暖房が効きすぎていたり逆に寒かったりすることがあるため、足元の冷えを避けるためにパンツスタイルを選ぶ人も多くいます。
温度調節しやすい服装が重要
大学受験は1月から3月の寒い時期に行われますが、試験会場は暖房が効いているため暑く感じることも少なくありません。そのため、脱ぎ着しやすい服装を選ぶことが非常に重要です。
制服であればブレザーの中にセーターを着て調節できますし、私服ならシャツにカーディガンを重ねるなど、薄手の服を重ね着するスタイルがおすすめです。厚手の服を1枚着るよりも、薄手の服を重ね着する方が温度調節がしやすくなります。
カイロやひざ掛けを持参する場合は、試験開始前に試験監督者に確認してから使用しましょう。大きめのマフラーをひざ掛け代わりにする方法も有効です。
| 項目 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| トップス | シャツ、セーター | ブラウス、カーディガン |
| アウター | ジャケット | ジャケット、カーディガン |
| ボトムス | チノパン、スラックス | 膝丈スカート、パンツ |
| 色の基本 | 黒、紺、グレー | 白、ベージュ、紺 |
| 重視するポイント | 清潔感、シンプル | 清潔感、柔らかさ |
この表は、男女別の私服選びの基本をまとめたものです。共通して重要なのは清潔感とシンプルさです。派手な色や柄は避け、落ち着いた印象を与える服装を心がけましょう。
絶対に避けるべき!受験でNGな服装
受験では避けるべき服装がいくつかあります。これらは試験に支障をきたしたり、カンニングを疑われたりする可能性があるため、必ず確認しておきましょう。
英文字・数式・地図がプリントされた服
英字ロゴ、漢字、数式、地図などがプリントされた服は絶対にNGです。試験内容によってはカンニングとみなされ、会場で着替えを求められることもあります。
大学入試センターも「私服の場合は、英文字や地図等がプリントされているものは避けてください」と明記しています。著名人や偉人の格言がプリントされているもの、化学反応式、難読漢字なども同様に避けましょう。
無地のシンプルな服を選ぶのが最も安全です。冬物の服には意外とワンポイントのロゴや英文字が入っていることが多いため、事前にしっかり確認しておきましょう。
派手すぎる服装・アクセサリー
蛍光カラーや細かい模様の服、金髪など目立つ髪色は避けましょう。試験に集中できる環境を作ることが最優先であり、目に痛い色や派手な装飾は自分にとっても周囲にとっても気が散る原因になります。
アクセサリーも基本的には避けるべきです。特に英語のリスニング試験がある場合、ジャラジャラと音がするアクセサリーは他の受験生の迷惑になる可能性があります。ネイルも面接試験では避けたほうが無難です。
カジュアルすぎる服装
パジャマやスウェット、コスプレなどリラックスしすぎている服装や仮装は避けましょう。特に面接試験では、TPOをわきまえた服装が求められます。
筆記試験であれば、着慣れたパーカーやジャージでも問題ないという意見もありますが、最低限の清潔感とシンプルさは保つようにしましょう。ジーンズは面接試験では避けるべきですが、筆記試験なら許容範囲内です。
このグラフは、受験で避けるべき服装の危険度を示したものです。英文字プリントは絶対に避けるべきですが、新品・未着用の服も緊張を助長する可能性があるため注意が必要です。
高校受験の服装は制服が基本
高校受験の場合、基本的に制服が一番適切です。中学生は制服があるのが一般的であり、わざわざ私服を選ぶ理由はほとんどありません。
高校受験は1月や2月の寒い時期に行われるため、万全な防寒対策が必須です。制服の下にヒートテックなどの防寒下着を着たり、スカートやズボンの下にタイツを履いたりして寒さを予防しましょう。
ただし、防寒対策を意識しすぎて服を着込みすぎると、試験会場の温度に対応できなくなる恐れがあります。基本的には薄着を意識して服装を選び、寒さに合わせて羽織れるものやひざかけを活用するのがベストです。
高校受験で私服を選ぶ場合
制服のない中学校や、何らかの理由で私服を選ぶ場合は、清潔感のあるシンプルな服装を心がけましょう。男子ならシャツとチノパン、女子ならブラウスとスカートまたはパンツが適切です。
色は黒や紺など落ち着いた色を選び、大学受験と同様に英文字や派手な柄は避けます。高校受験も公式な場であることを意識した服装選びが重要です。
受験生が実際に選んだ理由:体験談から学ぶ
実際の受験生がどのような理由で制服または私服を選んだのか、具体的な声を見ていきましょう。
制服を選んだ理由
制服を選んだ受験生からは、以下のような理由が聞かれました。
- 「まわりがもし制服だったら、戸惑ってより緊張してしまいそうだったので、無難な制服にした」
- 「同じ会場に同じ高校から受験する人がたくさんいたので、仲間意識を保つため制服を着た」
- 「いつも勉強しているときの服装がよかったから、制服にした」
- 「服に英語が入っていないことが確定的だから、制服を着た」
制服を選ぶ最大のメリットは、いつもと同じ環境で試験に臨める安心感です。服装選びで悩む必要もなく、朝の準備時間を短縮できます。
私服を選んだ理由
私服を選んだ受験生からは、以下のような理由が聞かれました。
- 「模試で私服だったから、同じ気持ちで受けられるよう私服にした」
- 「かしこまった感じにしたくなかったから、私服を着た」
- 「制服では寒かったから。私服のほうが浮かないと思った」
- 「動きやすさと脱ぎ着しやすさを重視した」
私服を選ぶメリットは、温度調節がしやすく、着心地の良さを優先できることです。特に模試で私服を着ていた人は、その感覚で受験できることが大きな安心材料になります。
このグラフは、制服と私服を選んだ理由を分類したものです。制服では「着慣れている」が最も多く、私服では「温度調節」「模試と同じ」が主な理由となっています。どちらも平常心で試験に臨むための選択であることがわかります。
受験前日・当日の服装チェックリスト
受験前日までに、以下のポイントをチェックしておきましょう。当日慌てないための準備が大切です。
- 英文字・ロゴの確認:服に英文字や地図、数式などがプリントされていないか
- シワの確認:アイロンをかけてシワのない状態にしておく
- 試着:事前に一度着てみて、違和感がないか確認
- 温度調節アイテム:カーディガンやセーターなど脱ぎ着しやすいものを準備
- 防寒グッズ:カイロやひざ掛けを用意(使用前に試験監督者に確認)
- ボタンの確認:当日はボタンを上までとめる
特に冬物の服には、気づかないうちに小さな英文字やロゴが入っていることがあります。受験票を準備する際に、服装も一緒に確認しておくと安心です。
まとめ:自分が集中できる服装を選ぼう
受験の服装は、制服でも私服でもどちらでも問題ありません。最も重要なのは、自分が最もリラックスして試験に集中できる服装を選ぶことです。
筆記試験では着慣れた服装を優先し、面接試験では制服またはスーツでフォーマルな印象を与えることを心がけましょう。英文字や派手な装飾は避け、温度調節しやすい服装を選ぶことも忘れずに。
服装の準備を早めに済ませることで、当日は試験だけに集中できる環境を作ることができます。この記事を参考に、自信を持って受験に臨んでください。

